こんにちは。院長の伊藤です。
街のあちらこちらで
美しいイルミネーションを見かける季節となりました。
華やかなイルミネーションを眺めていると、
気持ちまで明るくなる気がしますね。
今年も残りわずか。
お口のケアを怠らず、
イルミネーションにも負けない輝く笑顔で
楽しい年末年始をお過ごしください。
さて今回は、「3次元プリント総義歯」について
少しご紹介したいと思います。
厚生労働省は液槽光重合方式の
3Dプリンターを用いて製作する総義歯を
令和7年12月1日より
保険適用 とすることを発表しました。
3次元プリント義歯とは、
専用のプリンターでレジンを積層し、
作業模型をもとに間接法で
造形される総義歯のことを指します。
ただし、すべての工程がデジタル化されるわけではなく、
印象採得・個人トレー製作・咬合床製作・咬合採得までは
従来と同じプロセスで進みます。
デジタル化されるのは咬合採得以降の工程で、
咬合床のスキャンデータが
最終義歯の適合性を大きく左右します。
従来法の一部をデジタル化することで、
製作時間が約5時間短縮されることや、
精度が安定しやすいといった利点が期待されています。
一方で現在当院が依頼している技工所では、
3次元プリント総義歯の取り扱いを検討中とのことで、
保険適用は開始されているものの、
当院ではまだ製作に対応できない状況です。
近年では口腔内スキャナーを用いた
デジタル印象がCAD/CAMインレーに保険適用されるなど、
歯科治療のデジタル化は確実に進んでいます。
当院としても今後の技術動向をしっかり見極め、
患者様にとって本当に必要で有益な技術は
取り入れていきたいと考えております。
最後に、クリスマスシーズンということで
院内にもツリーを飾っています。
寒い外から院内へ入られた際、
ツリーの灯りが少しでも皆さまの心を
温められたら嬉しく思います。
あいデンタルクリニック
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