⽇本⼝腔インプラント学会|大阪市福島区にある歯医者【あいデンタルクリニック】|土曜日診療可

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⽇本⼝腔インプラント学会

こんにちは。院長の伊藤です。
近頃はめっきり日も短くなりました。
暗くなると一気に気温が下がっていきますので
服装には十分ご注意ください。

さて、先日の11⽉3⽇に
⼤阪⻭科⼤学 樟葉キャンパスで開催された
⽇本⼝腔インプラント学会
第45回近畿・北陸⽀部学術⼤会に参加しました。

歯科医療と医科連携の重要性は周知の通りであり、
色々な取り組みを勉強させて頂きました。

数年で変わって来ている事は色々あるので
その中から、
兵庫医科⼤学医学部 歯科⼝腔外科学講座 岸本裕充教授の
貴重な演題から一部ご紹介します。

よく骨粗鬆症のお薬使われていますか?と
患者さんに聞きます。

それは、骨粗鬆症に使われるビスホスホネート製剤には、
特徴的な顎骨壊死が発生する
ビスホスホネート系薬剤関連顎⾻壊死
(Bisphosphonate-related osteonecrosis of the jaw,BRONJ)
という副作用が知られています。
これは、同薬剤長期投与による⾻代謝抑制に起因する医原性疾患です。

近年では、それ以外の薬でも顎⾻壊死が報告されており、
原因の薬剤を特定し、
薬剤関連顎⾻壊死(Medication-related osteonecrosis of the jaw, MRONJ)
という名称が広まりつつあります。

これまで、3ヶ月程度の休薬が望ましいとされてきましたが
現在は改定されています。
改定のポイントは次の通りです。

1、顎骨壊死発症の契機として⻭性感染症を重視。
2、原則として抜⻭時に BP 製剤服⽤中は休薬しないと提案。
3、医⻭薬連携の充実を図り、
BP 製剤投与開始前に⻭科の受診を強く推奨。

上記の3点が注⽬すべき改定ポイントとなります。

つまり現在抜歯などの外科治療に際し、
BP製剤の休薬は必要ないとされ、
抜⻭前の抗菌薬の予防投与は必要になる、というのが
講演でのお話で実際のユースケースについて詳細にお話頂きました。

⾻粗鬆症患者への抜⻭やインプラント治療する際には
できるだけ MRONJ を発症しない様に⼼がけなければなりません。

治療に際しては、お⼝の中を十分に清掃し、
清潔に保つ事が MRONJ の発症予防には有効です。
⻭科では⾻粗鬆症の状況と薬剤の使⽤状況を把握する為に、
患者さんの申告やお薬手帳(注射の記載が無い。)だけで決めつけず
薬剤を処⽅している医師や薬剤師と連携を取り情報共有を行います。

その上で治療を行う患者さんのメリット
(感染源の除去、現在の疼痛の除去、咀嚼機能回復)と
デメリット(MRONJ 発症リスク)を勘案の上で
治療を行うのかを患者さんと一緒に判断します。

抜⻭はせずに放置する考え⽅もありましたが、
⻭の炎症そのものが MRONJを引き起こす原因に成り得る事から、
炎症のある⻭を抜⻭する⽅が良い
と言う考えにシフトされています。

インプラント治療は、インプラント以外に
有効な治療⼿段がないかをまず検討した上で、
損失や不利益が発⽣する可能性と
得られる利益や恩恵を勘案し
必要に応じて選択する⽅が良いと考えられます。

患者さんにとって最適な治療がどのようなものかは
患者さんのおかれている全⾝の健康状態に加え、
技術や医療の先端の考え⽅によっても
変化していきます。

今できる最善の治療は何なのか
適切に判断して正確に行うために、
今後もこうした研究結果を取り込む機会を⼤切に、
治療に⽣かしていきたいと思います。

(本内容は、顎⾻壊死検討委員会ポジションペーパー2023 と
日本⼝腔インプラント学会で知り得た情報を元に作成しています)

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