こんにちは。院長の伊藤です。
日差しの強い日が続き、
青空がまぶしい季節ですね。
夏休みが少しずつ終わりに近づき、
そろそろ学校や仕事の再開に向けて
準備を始める方も多いかと思います。
爽やかな笑顔で新しいスタートを切るために、
歯科医院でお口の健康チェックも
忘れずに済ませておきましょう!
さて今回は、年齢を重ねても
「好きなものをおいしく食べる」
ために知っていただきたい、
オーラルフレイルと口腔機能低下症についてご紹介します。
「最近ちょっと食べにくい」はお口からのサインかも
「硬いものが食べづらくなった」
「食事中にむせることが増えた」
「滑舌が悪くなった気がする」といった
変化はありませんか?
こうしたお口のささいな衰えを
「オーラルフレイル」といいます。
オーラルフレイルは早めに気づき、
適切なケアを行うことで改善が期待できる段階です。

さらに機能低下が進み、
「噛む」「飲み込む」「話す」「唾液を分泌する」といった
複数の機能に問題が生じた状態が口腔機能低下症です。
歯科医院では、お口の清潔度や乾燥、
噛む力、舌や唇の動き、舌の力、咀嚼機能、
飲み込む機能などを検査します。
複数の項目に低下が認められた場合には、
その方に合わせたケアやトレーニングを行っていきます。
今日からできる「お口のトレーニング」
お口の機能も、
体の筋肉と同じように日頃から動かすことが大切です。
ご自宅で取り組みやすい方法の一つが「あいうべ体操」です。
「あー」と大きく口を開く、
「いー」と横に広げる、
「うー」と唇を前に突き出す、
最後に「べー」と舌を大きく出します。
ゆっくり大きく動かすことを意識しましょう。

舌の力が低下している場合には、
専用のトレーニング器具を使用する方法もあります。
「ペコぱんだ」は、
飲み込む際に大切な舌の力を鍛えるための器具です。
硬さが複数用意されているため、
お口の状態に合わせてトレーニングできます。

いつまでも「食べる楽しみ」を大切に
お口の機能が低下すると、食べられる食品が限られ、
栄養バランスにも影響することがあります。
それが全身の筋力や活動量の
低下につながることもあるため、
お口の健康を守ることは全身の健康を守ることにもつながります。
オーラルフレイルは、
日頃のちょっとした心がけで予防できる可能性があります。
「年齢のせいだから」と見過ごさず、
小さな変化に気づくことが第一歩です。
生涯を通して、
好きなものを自分のお口でおいしく食べ、
笑顔で毎日を過ごしていただきたい。
それが当院の願いです。
「最近むせることが増えた」
「噛みにくくなった」など、
少しでも気になる変化がありましたら
お気軽にご相談ください。
皆さまの健口を守る一助となれれば幸いです。
「参考文献」
・公益財団法人 長寿科学振興財団
「健康長寿ネット|オーラルフレイル・口腔機能低下症」
・公益社団法人 日本歯科医学会
「口腔機能低下症に関する基本的な考え方」
・一般社団法人 日本老年歯科医学会
「『口腔機能低下症』を診断しましょう」
・今井一彰 著・監修資料「あいうべ体操」関連資料
あいデンタルクリニック
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