歯医者さんで拡大鏡(ルーペ)と呼ばれるメガネをしている先生を見た患者様はいらっしゃる
と思います。
カールツァイスルーペのレンズには【ガリレオ式】と【ケプラー式】と2種類あります。
カールツァイス社公式HPより
ガリレオ式は虫眼鏡の様に見たい物がそのまま拡大像として見る事が
出来ます。倍率3倍前後までの低倍率で製品間で差が小さいと言われています。
当院でも2種類のガリレオ式を使用していましたが、写真左は2.5倍でアイグラスにレンズが
直接埋め込まれているので、瞳間距離の調整が出来なく、視野が暗くなる感じがあったので
あまり使用出来なかったです。
写真右は3.5倍で瞳間距離の調整が出来るが、片目ずつピントを合わせる事が出来ないので、
右目のピントが合うと左目のピントがぼやける。左目に合わせると右目がぼやけると
言う現象が起こりましたので、これもあまり使用する事が出来なかった。
最も良い拡大鏡がないか探していた所、カールツァイス社のルーペに出会う事が出来ました。
ケプラー式のルーペで、拡大するレンズを複数枚使いプリズムも使用して拡大させるので、
倍率も3.5倍/3.6倍/4.3倍/4.5倍があり、商品のデモに来て貰って、実際にルーペを使用して
見ると、片目ずつピントを合わせる事も出来るので、ガリレオ式のピントが合わない問題もなく
最初はピントを合わせるのに、時間は掛かりましたが、カールツァイスのルーペは倍率3.5倍を
使用しても、明るさが維持されていて、視界が明るく保たれており、口腔内全体が拡大されていて、
広い視野で見る事が出来たので、即購入を決めました。
治療の精度をよりアップして、患者様の満足が上がる様に
日々の診療をして行きたいです。