医院ブログ

2024.06.19更新

こんにちは。院長の伊藤です。
毎年、6月4日から10日までの一週間は、
『歯と口の健康週間』という、
「歯とお口の健康に関する正しい知識を広める」
ことを目的とした運動が行われています。

自身ではしっかりできていると思っていても、
「正しいケア」を身につけるのは、
なかなか難しいことがあります。

そうした方に向けて、
歯科では歯みがき指導はもちろん、
むし歯や歯周病ができていないか、
定期的にチェックすることもできますので、
ぜひお気軽にご来院ください。



さて、タイトルにもあります通り、
R6年6月1日に診療報酬改定がありました。

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とはいえ点数や基準など、皆様には馴染みがなく、

比較をしても分かり難いのが実際です。
そこで今回は、その改定後のメリットを2点、
ご紹介したいと思います。

1. CADCAM冠(白い被せ物)と
CADCAMインレー(白い詰め物)の
適用条件が撤廃され、
大臼歯全てに作製出来るように。

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以前は金属アレルギーの条件がありましたが、
今度の改定で金属アレルギーの有無にかかわらず、
白い材料での治療が可能になりました。

しかしCADCAMの材料には
強度があまり無いため、
咬み合わせのきつい方、
歯軋り、食いしばりをされる患者様には、
従来通り金属での治療をお勧めします。

CADCAMの材料を使用し破折してしまうと、
冠は2年間、インレーは6ヶ月間、
保険での作製が出来なくなります。

もし装着したCADCAMが早期に破折するようであれば、
自費治療へ移行を勧める場合もありますので、
ご承知おきください。



2. 老若男女問わず全ての年齢層の患者様が、
フッ化物歯面塗布処置できるように。

今までフッ素塗布による、
う蝕予防処置の適用は、
12歳未満のお子様に限られていました。

しかし、今回の改定で3ヶ月に1度、

老若男女問わず全ての年齢層の患者様に、
フッ化物歯面塗布処置が
保険適用されるようになりました。

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ただし15歳未満の患者様には、
う蝕多発傾向者の判定基準が設定され、
う蝕が基準本数より少ない場合は、
自費によるフッ素塗布となります。

 
0604


今まで、う蝕予防処置と審美歯科処置は
自費診療の分野でしたので、
これらの保険診療の適用は、患者様にとって
とても有益なことではないかと思います。

衛生的にも審美的にも、
綺麗なお口を保つことは健康への近道です。

定期的な通院を欠かさずに、
健やかな毎日を過ごしましょう。




あいデンタルクリニック
〒553-0002
大阪府大阪市福島区鷺洲1丁目2-8
TEL:06-6452-4182
URL:http://www.ai-dental.com/
Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/KXkgS935cHN3mz739

 

 

投稿者: あいデンタルクリニック

2024.06.04更新

 

こんにちは。院長の伊藤です。

今月は「歯と口の健康週間」がありますが、ご存じでしょうか。6月4日が6(む)と4(し)の語呂合わせで、「むし歯予防デー」と言われており、それに合わせて4日~10日に実施されます。

 

 

 

予防の習慣を身に着け、歯を失うことなくいつまでも自分の歯でしっかり食事をしようという主旨となっています。

 

さて、それでは歯を失う原因のNo.1はなんでしょうか。

 

それは「歯周病」です。

歯周病は歯を失う原因になるだけでなく、悪化するとさまざまな病気のリスクを高める恐ろしい病気です。

実は、女性は男性に比べて歯周病リスクが高い傾向にあると言われています。

 

 

 

 

 女性の歯周病リスクが高い理由

女性のリスクが高い理由として、まず挙げられるのは「女性ホルモンの影響」です。

歯周病を引き起こす細菌の中には、女性ホルモンを好む細菌がいます。女性には女性ホルモンが増える時期がありますが、その際に女性ホルモンを好む歯周病菌も増えてしまうのです。

また、他にも「女性はだ液の分泌量が男性よりも少ない人が多い」ということも挙げられます。だ液には、お口の中を健康・清潔に保つ働きがありますので、それが少ないと細菌が繁殖しやすい環境、つまり歯周病リスクが高い環境になってしまいます。

 

 

 

 

 

 歯周病が悪化しやすい2つのタイミング

特に次の時期には十分注意が必要です。

 

・思春期(女性ホルモンが増える)

・性成熟期(女性ホルモンが最も多くなる)

 

 

 

特に妊娠中の歯周病の悪化は早産や低体重児出産を引き起こすことも。

また、出産後には育児の忙しさからご自身の歯みがきがおろそかになりがちです。その結果、出産・子育てを期に歯周病になってしまうケースも多いと言われています。

そのため、出産前後の女性は特に、歯周病対策をしっかりと行う必要があります。

 

 

 

 

 歯周病トラブルを避けるために

歯周病トラブルを避けるためには、丁寧な歯みがきやバランスの取れた食生活、禁煙などが基本となります。
それだけでなく、歯周病予防のためには、歯科での定期的な検診などのプロのケアを受けることも大切です。

 

 

 

 

歯科医院ではセルフケアでは除去することができない、歯石を除去することができます。
実は、歯石は単なる汚れではなく、細菌のかたまりが固まったもの。放っておくと歯周病の原因となってしまうのです。

 

 

歯周病リスクの高い時期でも、プロの助けを借りて、歯周病を効果的に予防していくことができます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

 

 

 

あいデンタルクリニック
〒553-0002
大阪府大阪市福島区鷺洲1丁目2-8
TEL:06-6452-4182
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投稿者: あいデンタルクリニック


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